• AI自動分類とは？
• AI自動分類の使用: 2段階のプロセス
  • ステップ1：初期学習フェーズ
  • ステップ2：反復的な改善
• よくある質問と回答
  • AI自動分類が有効化されている作業ファイルから、他のデータと同様にこのスコアをエクスポートできますか?
  • 同僚は各ドキュメントのスコアを確認し、変更できるようになりますか?

AI自動分類とは？

AI分類機能は、ワークファイル内の特許を「関連する」と「関連しない」のカテゴリに自動的に分類する機能です。機械学習アルゴリズムを活用し、学習フェーズから開始します。学習フェーズでは、ユーザーが手動で分類した文書に基づいてAI分類機能が分類ルールを作成します。

画像による説明：AI分類機能は、手動で関連としてマークされた文書に基づいて、最適な特許ファミリーの「似顔絵」を描画します。次に、分類機能は各ファミリーをこの似顔絵と比較し、類似度スコアを算出します。

従来のフィルターを超えるAI分類機能は、関連する可能性のあるすべてのデータを取得します。これにより、学習フェーズで達成された精度に基づいて、重要な文書の検出が向上し、洞察を見逃すリスクが軽減されます。

これにより、情報共有と意思決定プロセスを迅速化できます。この機能はプレミアムレベルに含まれています。

AI自動分類の使用: 2段階のプロセス

ステップ1：初期学習フェーズ

まず、ドキュメントのサンプルを手動で分類します。このステップでは、AIに関連性の有無を判断する基準を学習させます。

1. AI自動分類を有効にする

新規または既存のワークファイルを開きます。

ヒットリストの右上にある「自動分類器を有効にする」をクリックします。ポップアップウィンドウが表示されるので、「OK」をクリックして機能を有効にします。

有効にすると、リスト内の各ドキュメント タイトルに分類ラベルが追加されます。

2.  学習フェーズの開始

関連項目と非関連項目の両方を含む、少なくとも10件のドキュメントを手動で分類してください。最適な結果を得るには、少なくとも2件の関連ドキュメントを含めるようにしてください。

ドキュメントを分類するには、分類ラベルをクリックし、「関連」または「非関連」を選択します。ドキュメントについて確信が持てない場合は、分類せずにそのままにしておくことができます。AIはラベル付けされたドキュメントのみを学習します。

• ご注意ください：
  • 手動で分類する文書の数が多いほど、AIのパフォーマンスは向上します。
  • 特定の主題またはテーマに絞ることで、分類精度が向上します。200のファミリーを関連としてタグ付けしても、最初から30のファミリーをタグ付けするよりも良い結果が得られるとは限りません。これらの30のファミリーは実際には互いに近い/類似していることが多く、200のファミリーはわずかに異なる主題に分散している可能性があります。

3. 自動分類を実行

十分な数の文書が分類されたら、「AI分類モニター」メニューを開きます。ポップアップウィンドウに、ラベル付けした関連文書と非関連文書の数が表示されます。

• 「自動分類の実行」をクリックすると、入力内容に基づいて未分類の文書が自動的に分類されます。
• 必要に応じて、同じメニューからいつでもこの機能を無効にすることができます。

ステップ2：反復的な改善

AI自動分類の最初の実行後、アルゴリズムは初期学習フェーズに基づいて閾値を計算します。

• この閾値を超える評価の文書は関連性があるとみなされます。
• 閾値を下回る文書は関連性がないとみなされます。

分類精度を向上させるには、自動的にランク付けされた文書を確認し、このプロセスを繰り返すことをお勧めします。各反復処理により、AIは理解を深め、関連性の基準により適合するようになります。

注：AI自動分類の2回目の実行後にこの閾値が大幅に減少している場合は、元の「似顔絵」（「はじめに」セクションを参照）から遠い/離れた文書を「関連あり」とマークしたことになります。

改良の手順

1. 自動ランク付けされたドキュメントを確認する

• ドキュメントを精査し、評価に基づいて手動で「関連あり」または「関連なし」に再分類します。
• 分類ラベルスコアが1%～99%のドキュメントは自動的に分類されますが、手動で指定されたドキュメントには100%（関連あり）または0%（関連なし）のスコアが表示されます。
• しきい値に近いスコアを持つドキュメントは、境界線上のケースである可能性が高いため、特に注意してください。

2. AI分類器を再実行する

• これにより、アルゴリズムは更新された入力に基づいて理解を精緻化します。
• 新しいしきい値が計算され、それに応じてドキュメントが再評価されます。

3.プロセスを繰り返す

• 目的の分類精度が達成されるまで、反復処理を繰り返して精緻化を続けます。

AI自動分類に学習させ、改良を加えることで、AI分類器の精度は向上し、時間を節約し、適切な文書をより早く見つけられるようになります。

注：AI自動分類はワークファイルごとに学習を適応させるため、状況に応じて動作が異なる場合があります。

あるワークファイルで「非関連性」とマークされた文書は、学習フェーズで適用された主題と分類基準によっては、別のワークファイルでは「関連性」と判断される場合があります。

よくある質問と回答

AI自動分類が有効化されている作業ファイルから、他のデータと同様にこのスコアをエクスポートできますか?

はい、各ドキュメントの分類スコアをエクスポートできます。エクスポートを設定する際に、利用可能なフィールドから「メタデータ」を選択してください。

同僚は各ドキュメントのスコアを確認し、変更できるようになりますか?

はい、そしていいえ。AI自動分類が作業ファイルで有効化されると、Orbit Intelligenceのすべてのユーザーはスコアと関連あり/関連なしの値を確認でき、エクスポートも可能です。このスコアと値は、読み取り専用の別のカスタムフィールド値と見なすことができます。

ただし、適切なライセンスのAI自動分類（関連する作業ファイルへの書き込みアクセスレベルを持つ）を持つユーザーのみが分類を行い、自動分類を実行できます。