FAMPAT(特許ファミリ)コレクション(ファミリーでグループされたデータベース、詳細についてはこちらの記事をご覧ください:Fampat, Fullpat, およびフルテキストの違い― 異なるコレクション)で行った検索結果は、インターフェイスに表示される優先特許発行機関をお好みでカスタマイズすることができます。


この設定はユーザー設定の”表示”セクションでも変更可能です。


デフォルト設定では、好みの特許発行機関のリストが予め設定されていて、以下の画面キャプチャ―に示すような状態になっています。句読点を使用せずに1つのスペースで区切った2文字の国コードを使用して、好みに応じて変更できます。例えば、まず第一番目にUS公報を表示したければ、USの文字を単に行の先頭にもってくるだけでOKです。他の国も同様です。



”好みの特許発行機関”のレコード表示機能は特定した国順で特許ファミリーを表示する機能です。例えばファミリーの中にJPファミリーメンバーがない場合、その対応するUSファミリーメンバーが表示されます;もしUSファミリメンバーがない場合、WOファミリメンバーが表示される、などです。


この好みの発行国を表示する機能に加えて、表示を”好みの公開段階”にカスタマイズすることも可能です。上の画面キャプチャーでは、日本の出願段階の公報が登録段階の公報よりも優先して選択されています。”出願”段階の公報を選択するのは、特に”特許性調査”の際に便利で、”登録”公報は”侵害予防調査”を行う際に非常に役立ちます。


注:好みの特許発行機関はその国の公開(段階によらず)を優先します。 例えば「出願」が私の希望する公開段階で、JP登録が存在する場合、同じファミリー内のUS出願の代わりにJP登録が表示されます。 


表示される優先メンバーにフィールドがない場合、システムは他のメンバーからのフィールドを表示しますが、テキストフィールド上部に表示される番号の上にカーソルオーバーさせると参考になるツールのヒントが開きます(以下の画面キャプチャをご覧ください)